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睡眠棔後退症候群

昼夜逆転

一日の睡眠時間は正常ですが、睡眠の時間帯が普通の状態とは明らかにずれているもので、しかも睡眠薬によっても普通の時間帯に睡眠がとれないものを睡眠相後退症候群といいます

 

具体的には、いつも眠るのが午前2〜3時以降になり、目覚めは正午をすぎます。時には昼夜が完全に逆転していることもあります。そのため通学や会社勤めができなくなるなどの問題を生じます

 

睡眠相後退症候群の原因と症状

不登校

このような行動を示す者を、もっぱら登校拒否とか不登校、あるいは出社拒否とみなしていました。患者さんは否定しますが、実際には心の深い所で学校(友人)や会社、社会から逃避したいという願望があり、それが夜昼が逆転した生活の原因であると考えられてきました

 

その後、こうした患者さんたちのなかには、生理学的な理由で、ある時期から昼夜逆転の生活を強いられている人がいることもわかりました。その主なものが睡眠相後退症候群で、睡眠・覚醒リズムの異常で起こるのです。

 

遅寝遅起きの極端なタイプが睡眠相後退症候群とも

 

なぜならば、この症候群では深部体温のリズムの位相も後ろにずれているからです。心理的な問題で夜昼の生活が逆になっている人たちには、深部体温のリズムの位相に明らかなずれはみとめられません。そこで研究者によっては、このような患者さんのグループを二次性の睡眠柤後退症候群とよび、真のリズムの異常でおこったものを一次性の睡眠相後退症候群と呼んだりします

 

二次性の患者さんにはもともと遅寝遅起き型が多いのに対して、丁尻性の患者さんは必ずしもそうではない、という違いもあるように思われます。しかし、一次性か二次性かの鑑別がむずかしい患者さんが少なくないのも事実で、診断には生理学的な検査や、心理的な検査と面接が欠かせません

 

睡眠柤後退症候群の治療と予防

一次性の睡眠相後退症候群に対して、2つの生理学的な治療が行われます。

時間療法

 

毎日、患者さんの就床時間を2〜3時間ずつ後ろへずらしていきます。この症候群の患者さんは、後退した時間帯よりも早く眠ることはできませんが、さらに遅れた時間帯で眠ることはできるのです。こうして就床時間を毎日少しずつずらし、夜の正常の時間帯にきたらそこで固定し、以後の就床はその時間帯よりも遅れないようにします

高照度光療法

 

起床した後、強い光を約一時間浴びさせる方法で、高照度光療法といいます。目覚めた後にこの治療を行うと、睡眠の時間帯がしだいに前進しますが

就寝前に行うと睡眠の時間帯が逆に後退するので、注意しなければなりません

動物の休息と活動の周期が光によって強く影響されることは以前からよく知られていましたが、人間では光の影響はほとんどないと思われていました。しかし、ある程度以上の強い光を照射すると、われわれにも動物とおなじように睡眠・覚醒のリズムに影響がおこることがわかったのです。これが、光療法の発展につながりました。この治療は、照射の器具さえあれば自宅でもできるので便利

規則正しい生活を守る

規則正しい生活

時間療法や高照度光療法によって睡眠相が正常になったら、夜更かしをしないで決まった時間にふとんにはいるような、規則正しい生活を守る事が大切です。人間も動物も、体内時計が刻んでいるサーカディアンリズムの周期は24時間よりも少し長いのですが、人間では光よりも毎日の食事の時間や起床・出勤の時間によって、この周期を24時間の地球の自転周期に微調整しています。この微調整に失敗すると、リズムの位相は後ろにずれがちになります

 

したがって、毎日の食事を決まった時間にきちんととるなど、規則正しい生活を心がけることは、睡眠相の後退を防ぐために重要になります

 

 

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